嘆きのピエタ

個人的評価 ★★★★☆ (孤独・哀れ)


嘆きのピエタ [DVD][制 作 年] 2012年
[韓国封切] 2012年9月4日
[原     題] ピエタ 피예타 
[日本公開] 2013年6月15日
[原     作] パク・イニョン
[脚     本] キム・ギドク
[監     督] キム・ギドク(第18作)
[出     演] チョ・ミンス / イ・ジョンジン
[時     間] 104分


前代未聞の”愛”の結末に世界が言葉を失った。衝撃のラスト
激しく胸を揺さぶられる、魂のサスペンス・ドラマ


鬼才キム・ギドクが、第69回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞


[あらすじ]
生まれてすぐに親に捨てられ、30年間天涯孤独に生きてきた借金取りの男イ・ガンド。
債務者に重傷を負わせ、その保険金で借金を返済させる非情な取立て屋。冷酷無比な日々を送るそんなある日、ガンドを捨てた母だと名乗る謎の女、チャン・ミソンが突然現れる。当初は邪険に扱い、残酷な仕打ちもしたガンドだったが、ひたすら謝罪を繰り返し、無償の愛情を注ぐミソンを次第に母親として受け入れていく。やがてガンドが取立て屋から足を洗おうとした矢先、ミソンは姿を消してしまう。


[感想]
すごい映画。さすがキム・ギドク監督
。独特の世界観あるよな。そして見終わったあと必ず何かを考えさせられる。映画的には暗くて、汚くて、酷くて、重くて、全然タイプの映画じゃないが、この監督は期待を裏切らないんだよな。あまりにも酷すぎて目を伏せてしまうシーンも多々あるが、絶対見たほうがいい作品
実際にガンドのような境遇の人いっぱいいるんだろうな。ガンドの悲しみが、孤独がひしひしと伝わってきた

復讐の為にガンドのオンマになったミソンも彼の心の闇を知って複雑な気持ちになる。新しく生まれた愛にも似た気持ち、でも、亡き息子の無念を晴らさないといけない、その葛藤が伝わってきて、胸がキューっと締めつけられた

ガンドはミソンの陰謀を知ってもミソンから受けた愛を信じてた。30年間愛を知らずに育った子が例え嘘でも一心に受けた愛。その愛でガンドは救われたんだろうな。ラストもガンドが静かに身をもって罰を受ける姿がホントに可哀想で可哀想で
。でも心は安らかだったに違いない。
この映画も見終わった後で染みてくる映画だったな。決して気持ちのいい映画ではないけれど、見て損はないとおもう

一つ、イ・ジョンジンのアイライン
はちょっと。アップになったときバッチリメイクが映って急に現実に引き戻されてしまった。ああいう生き方してるのにあのメイク絶対しないだろ。残念。

★ピエタってどういう意味?
 ピエタとは、十字架から降ろされたイエス・キリストを胸に抱く、聖母マリア像のこと。慈悲深き母の愛の象徴
 なんだと
 そう考えるとミソンのガンドに対する気持ちも愛だったに違いない


視聴期間:2014.4.30
視聴回数:回 
また見たくなる感:90%(心が痛くなっちゃうけど、心が元気な時にまた見ると思う)

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ソユ

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